令和7年度介護職員の働きやすい職場環境づくり                                 厚生労働大臣表彰の奨励賞受賞

下記、取組が評価され長崎県の推薦を得ての受賞となりました。

  生産性向上 労働条件 評価と能力開発
 

事業所の設備環境を

働きやすく改善

有給休暇などの

各種休暇の取得

職場内外での研修機会の充実
主な課題

・募集をかけてもなかなか応募がなかった。慢性的な人員不足があり、一人あたりの仕事の負担が大きかった。

・平均在籍年数が10年を超え、平均年齢も50歳近くなり、若い人を採用する必要があった。途中、新型コロナによる行動制限と解除、令和4年度には8名の退職者があった。

募集をかけても採用に至らず、少ない人員で業務を改善して行うことを余儀なくされた。

・人員不足の中職員への負担が増え、不満が聞かれるようになった。

・365日の利用者の生活を支える職場であることから、正月休みを全員が取ることが出来ない

代休が1~3月に集中し職員への業務負担が偏る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・募集をかけても応募がなく、職員の採用活動が難航していた。

地域の高齢者福祉への理解を深めたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取組開始時期 令和元年10月~現在

令和2年4月~

現在

平成30年~現在
取組の内容

・介護職員の資格取得を応援する仕組みを作った。(実務者研修、介護福祉士、喀痰吸引研修)

・有給の取得や時間外労働の縮減を事業計画に謳い、実践した。

・新人職員の離職を防ぐために研修制度の充実に努めた。(研修計画の策定等)

・補助金を活用しての介護ロボット・ICTの導入により、きつい・きたないのイメージを払しょくするよう努めた。

・職員の自主的な発言を促すために、個別の面談や、アンケートに対するグループ面談を実施し意見を発する機会を増やした。

・自分の仕事の内容を見つめる機会、やりがいの創出として、長崎県老人福祉施設協議会の行う研究発表会に参加することとした。

・就業規則を見直し、代休をリフレッシュ休として4月から3月の一年間で取得できる有給休暇に変更した。

・事業計画書に『働きやすい職場作り』の項目を設け、年休取得10日以上の目標を掲げ実践した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・平戸市の企業見学バスツアー等を積極的に受け入れ、地域の学生が田平ホームのことを知り、地元での就職、介護への就職について考えてもらう事で持続的に地域福祉教育に貢献していく。

・地域の学生への福祉教育を行うことで、数年後に地元で介護の仕事に就くという選択肢を示すことにした。

企業見学バスツアーを小中高の年齢に応じて、『高齢者を理解すること・楽しさを知ってもらう』、『田平ホームを働く場として見ること・体験すること』、『田平ホームに就職するということ・職員としての体験』等の内容を変えた資料・体験で受け入れを行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取組前後成果指標

有給休暇(年間)の平均取得日数

 令和元年514.31日/年

➩令和5年817.94日/年

離職率

 令和元年14.6%

➩令和5年9.5%      

 バスツアー参加人数のべ

 457人

 研修の評価

 令和元年0回

➩令和6年22回

今後の展望

介護ロボット導入等生産性向上について職員で共有しモチベーション・やりがいを創出。 心理的安全性の高い職場作りを継続。 各種認証制度を取得・更新し働きやすい職場を広報活動等でアピールする。 平戸市と連携し、SⅮGsの一環として地域での福祉教育に貢献する。